
猫の健康には、無添加のものがやっぱり良いのでしょうか?
では、無添加の猫砂の特徴をお話いたします!

本記事の内容
猫砂に含まれる添加物には何があるのか
無添加の猫砂のメリットとデメリット
無添加の猫砂を選ぶ基準
以上のことを知ることができます。
目次
無添加の猫砂は猫の健康に安心
無添加の猫砂は、大事な猫の健康を考えた時の選択肢の一つになると思います。
毎日のお食事だけでなく使用する猫砂にも気を配りたいところですね。
結論から言うと...
無添加の猫砂は猫の健康には安心、安全です
でもいくつかのデメリットもありますので注意が必要です。
無添加の猫砂を選ぶ際の基準も含めて説明していきますね!
まず、猫砂に含まれる添加物にはなにがあるのか、ご紹介します。
猫砂に含まれる添加物の例
今の一般的な猫砂に含まれる添加物には次のようなものがあります。
・凝固剤、接着剤
紙製、おが粉などの元々固まりにくい原料を、固めて成形するために使われることがあります。
・防腐剤、合成保存料
おからなどの食品由来の原料は、他のものより腐りやすいため使われることがあります。
・脱臭剤、消臭剤
消臭や脱臭効果を強めるために、消臭ビーズなどの人工化合物を、猫砂に混ぜて販売しているものがあります。
・給水ポリマー、はっ水剤
猫のおしっこをよく吸収するため、または逆に水を弾くために、猫砂の原料に混ぜて製造しているものがあります。
・香料
猫のトイレの臭いを抑えるために、人口香料を加えているものがあります。
すべての猫砂ではありませんが、多くの場合これらの物が含まれています。
これはあるメーカーの猫砂です。
この色のついた物が、化学物質の脱臭剤や消臭剤、または表面を抗菌しものと思われます。
猫は自分の足を舐めてお手入れをします。足に付着したこのような化学物質が体内に入ってしまう危険もありますね。


これは大手メーカーの花王さんが製造している猫砂の素材の記載部分です。
原材料は木材とありますが、はっ水剤、脱臭剤が含まれていることが分かりますね。
天然素材の猫砂として売られていて、オーガニックなものと思えますが添加物が含まれています。
添加物を含まない猫砂を選びたい。
猫の健康を優先したい。
そういう方はぜひ、商品の裏面をしっかりチェックしましょう。
注意ポイント!
パッケージの良さや雰囲気で決めない
商品裏面の内容をチェック!

どうして添加物を入れるのですか?
次はそれを説明いたします!

なぜ猫砂に添加物を入れるの?
結論から言うと
安さと人間の利便性を第一にしているから
これが現状なんですね。
もちろんすべての飼い主さんが、猫の健康やからだを心配していると思います。
それでも、家計に負担のならない安い価格のものや、手軽に使えるものを選びたくもなりますよね。
添加物を入れると製造が楽
添加物を入れると猫砂の製造がとても簡単になる場合が多いんです。
なぜでしょうか?
例をあげて説明いたします。
(例)消臭効果の高い猫砂を作る場合
消臭剤や消臭ビーズなどを、猫砂に混ぜるだけで消臭効果が得られる。
原料そのものに消臭力がなくても、それらの添加物を加えることで消臭力が増す。
原料などにこだわらなくても、消臭剤を添加すればよいので製造が楽。
このように、消臭剤を入れれば目的が達成されるため、原料の調達や実験開発などの時間が短縮されます。
時間と手間をはぶくことができるので、安価な猫砂が出来上がります。
無添加のものを作るには時間もコストもかかる
逆に添加物を使わずに猫砂を製造する場合、かなりの時間と手間がかかります。
一つ例を出してみます。
おが粉やおからなどのサラサラとした原料の場合、接着剤を使わずに成形(固める)するのはなかなか大変なんです。
(例)おが粉やおからなどが原料の場合
・原料の水分量を厳しくチェック
・乾燥させる時間と手間
・圧縮して原料を固める際の熱処理の温度管理
・その日の気温や湿度によって毎回調整
こういった作業が必要になってきます。
しかし、もし接着剤を使うならすぐに製品が出来上がります。接着剤によってすぐに固まるからです。
無添加で作る場合は、手間と時間がかかりそれが価格にも反映してしまうわけです。
無添加の猫砂のメリットとデメリット
無添加の猫砂を選ぶか選ばないか、メリットとデメリットをよく考えておくことが大切ですね。
メリット...安全性
薬品や化学的なものを加えないことで、猫のからだへの安全性を確保できます。
子猫などは猫砂を食べてしまう場合もあるようです。その際に化合物を飲みこんでしまうのはかなり心配ですよね。
デメリットその1...価格が高くなる傾向
添加物を入れない努力を払うには、原料にこだわったり製造工程で工夫する必要があります。
そうなると原料代がかかり、時間と手間がかかり、それが価格に反映されてしまいます。無添加のこだわりの猫砂は、比較的価格が高くなる場合が多いと言えます。
デメリットその2...消臭が弱いケースも
人工的な消臭剤や脱臭剤を入れないので、消臭力があまり期待できない製品もあります。
原料自体の香りが良い製品の場合は、トイレの臭いを抑えてくれる場合もあります。でも、消臭剤の効果ほどは期待できないことが多いですね。
無添加かそうでないか選ぶ基準は?
わたしたちの結論としては
価格重視なら添加物入りの猫砂
毎月猫に使える予算がそれほどない
多頭飼いなので、お金がかかる
エサにこだわっているので猫砂まで予算が回らない
こういった方は価格優先で安価な猫砂を選ぶことができます。
添加物は入っていたとしても、その中でもできるだけ安全だと思えるものをチョイスすることができます。
猫のからだや健康優先なら無添加の猫砂
お金は少しかかっても猫の健康を重視したい
老猫になってきているので、長生きしてもらいたい
最近体調の悪い日が多いように感じる
こういった方は、無添加の猫砂を選ぶことができます。
猫ちゃんやそれぞれの事情に合わせて、最適な猫砂を選んでくださいね!
猫のからだに安全な天然素材の猫砂に興味がありますか?
猫のトイレの嫌な臭いをなんとかしたいと思っていますか?