

目次
猫砂の捨て方を間違えると高額の修繕費がかかる場合も...
猫砂の捨て方は、基本的には各パッケージの裏に記載されています。
でも、各自治体ごとにゴミ捨てのルールがあります。
必ずしもパッケージの指示通りに捨てるのが正解ではありません。
間違った方法で猫砂を捨てると大変!
・トイレのつまりの原因
・ご近所トラブル
・修繕に多額の費用がかかる
そんなケースに発展することもあるので、要注意です。
まずはざっとまとめてみましたので、下記の一覧表をご覧ください。
燃えるゴミ | 紙製の猫砂
おからの猫砂 木製チップの猫砂 |
燃えないゴミ | ベントナイト(鉱物系)
シリカゲル |
トイレに流せる | 紙製の猫砂
おからの猫砂 木製チップの猫砂 |
では、捨て方ごとに、順々に詳しく見ていきましょう。
燃えるゴミとして出せる猫砂
紙製の猫砂
おからの猫砂
木製チップ
これらは基本的に燃えるゴミとして出すことができます。
週に1,2回はあるゴミの収集の日に、家庭ごみとして一緒に出すことができます。

燃えないゴミとして出す猫砂
ベントナイト、ゼオライトなど鉱物系の猫砂
シリカゲル製の猫砂
これらは基本的に「燃えないゴミ」として処分します。
鉱物系の猫砂は、原料は粘土ですから、水洗トイレに流すと配管を詰まらせてしまいます。注意してくださいね。
シリカゲルはプラスチックのように見えますが、実は水晶や石英と同じ「鉱石」です。
水には溶けませんのでトイレには絶対に流さないでください。
わたしのところは、「燃えないゴミ」の収集は月に2回しかありません。それまで汚れた猫砂を室内に保管しておくことに抵抗があるんですが...
汚れた猫砂を部屋の中で保管するのは、衛生的に気になりますよね。
・小袋に入れてしっかりと口を閉じる
・消臭タイプのゴミ箱を使う
・ベランダで保管する
こういった形で対策している方も多いようです。
また、自治体によっては少量ならば「燃えるゴミ」と一緒に出してもいいというところもあります。
これは各市町村の焼却炉の能力や、ルールによって変わってきます。

トイレに流せる猫砂
紙製の猫砂
おから製の猫砂
木製チップの猫砂
これらは基本的にトイレに流すこともできます。
ただし、一度に流せる量は少量です。
一回にオシッコ玉一個程度と考えてください。
一個流すたびに、確実に流れているか確認し、それを繰り返してください。
トイレの砂を全取り換えするようなときには量が多くなるので、「燃えるゴミ」として処分するのが賢明です。
要注意:トイレに流せない場合もあります
商品パッケージにはトイレに流せると書いていても、実際は流せないケースもあります。
マンションの規約や自治体のルールで流してはいけない場合があるんです。
「汚物以外は流さないでください」
「猫のウンチはトイレに流さずに、別に取り分けて燃えないゴミとして処分してください」
こういったルールを定めている場合があります。
また、一部の浄化槽タイプの水洗トイレには流せないものもあります。
バクテリアが猫砂に配合されている「抗菌剤」などによって死んでしまうということが理由として考えられます。
自治体の決まりや、お住まいの建物、トイレのタイプなど、ホームページや広報誌などで確認するようにしてください。
種類別:猫砂の捨て方
続いて猫砂の種類ごとに、捨て方をまとめてみました。参考にしてくださいね。
ベントナイト(鉱物系)の場合
燃えないゴミで出す
トイレには流せない
処理の方法としては、汚れた部分をスコップですくい取って、小さな袋などに移して処理します。
口をしっかり縛って砂がこぼれないようにして、次の燃えないゴミの日まで保管します。
シリカゲルの場合
燃えないゴミで出す
トイレには流せない
鉱物系の猫砂と同様、汚れた部分をすくい取って小袋に移し、次の燃えないゴミの日まで保管することになります。
洗って数回は使用できますが、だんだんニオイがするようになりますし、乾かす手間などを考えるとあまりおススメはできません。
紙製の猫砂の場合
燃えるゴミで出せます
トイレに流せます
汚れたところをすくい取って、その都度トイレに流してしまえばお掃除は簡単ですね。
必ずパッケージに「トイレに流せます」と書かれていることを確認してください。
トイレに流せると表記されていても、基本的には少量しか流せないことを忘れないでください。
大量に流すと、トイレの詰まりの原因になり得ます。
もし大量に捨てる必要が生じた場合は、「燃えるゴミ」として出すようにしましょう。
紙製の猫砂は「吸収ポリマー」や「吸収剤」が配合されているものがあります。
これは、水分を吸って体積が倍に膨らみます。
それを大量にトイレに流すと必ず「つまり」の原因になりますから、注意が必要です。
塩や苛性ソーダを流せば吸水ポリマーが解けて流れると聞いたのですが、ほんとうですか?
一部のネットの情報で上記のようなことが書かれているようです。でも、これは業者さんの実験で否定されていますので、使用しないようにしましょう。
流れ方が悪いなと思ったら無理に流さず、すぐに業者に相談してください。
自宅のトイレの便器を外して修理するケースで、¥8,000~¥30,000の費用が掛かります。
これがマンションやビルなどの集合住宅などであった場合、修理費用は数十万円に上ることも考えられます。

おからの猫砂の場合
燃えるゴミで出せます
トイレに流せます
こちらも、パッケージに「トイレに流せます」と表記されているかどうかを、必ず確認してくださいね。
虫がつきやすいタイプの猫の砂なので、2週間に一度は猫砂を全部取り替えることをおすすめします。
その場合、大量になるのでトイレに流すのではなく、必ず「燃えるゴミ」として処分してください。
木製チップ、木質ペレットの場合
燃えるゴミで出せます
トイレに流せます
これも同じく必ず商品パッケージの裏を確認してくださいね。
木製タイプのものでも、商品によっては「トイレに流せない」と表記しているものもあるので、確認は必須ですよ。
月に一度、猫砂を全取り換えすることをおススメしますが、その場合には量が多くなるので、必ず「燃えるゴミ」として出してください。
自治体ごとの捨て方について
自治体には、所有している焼却炉の大きさや能力によって、猫砂の捨て方に一定のルールを定めています。
必ずお住まいの自治体のゴミ捨てのルールを確認してください。
例として横浜市の場合を見てみましょう。
猫砂の捨て方|横浜市の場合
横浜市では「横浜市資源循環局」のHPで、猫砂の捨て方が検索できるようになっています。
検索窓に「猫砂」と入れてエンターを押すと、「ペットのトイレ用砂」という項目が表示されます。
横浜市では基本的には「燃えないごみ」となっています。
でも、「汚物はトイレに流す」となっており、紙製や木くずのものは汚物を取り除いて「燃えるごみ」へ、となっています。
このように、市町村によっては細かく捨て方を指定しているところもあります。
ホームページに載っていないときには、各自治体の「環境清掃局」に問い合わせてみてください。
猫砂の捨て方まとめ
1.まずは猫砂のパッケージ裏に記載されている捨て方の基本を確認する
2.自治体ごとに決められている捨て方のルールを確認する
3.マンションなどの規約を確認する
4.トイレに流せる場合でも、必ず少量を守る
猫砂の種類、自治体のルール、また各家庭のトイレの種類、処理する量などによっても猫砂の処分方法は変わってきます。
間違った捨て方をして、思わぬ経済的な負担が発生したり、ご近所さんとのトラブルになったりすることがないようにしたいですね。
それでは、快適なキャッツライフをどうぞお楽しみください。