

この記事の内容
おからの猫砂、安全性と原料や価格
メリットとデメリット
捨て方と虫がつかないための対策
売れ筋のおから猫砂4選
おからの猫砂、向いている人と向いていない人
目次
猫砂のおからは安全性良し!食べる子もいるけど大丈夫?
猫砂のおからをネコが食べている!
そんな話を実はよく聞きます。
また、体をなめてグルーミングしている際に、足についた砂が口に入ってしまうこともあります。
そう考えると、食べたり体の中に入っても大丈夫?と心配になりますよね。
おからの猫砂:原材料は大豆だから安心
おからの猫砂は、豆腐を作るときに大豆を煮詰めてできた豆乳を絞ったあとに残る、あのおからが原料です。
もちろん食品が原料ですから、猫が食べたり口に入っても基本的には大丈夫です。
おからの猫砂は、おからを乾燥させたものとコーンスターチや片栗粉などのデンプンが混合されています。
デンプンも食品ですから、食べてしまっても基本的には安心と言えます。
おからの猫砂、ちょっと臭うって聞いたんですけど?
おから独特の生臭さのようなものが気になる、という方はかなりいらっしゃいます。
また、おからそのものの臭いと、猫のトイレの臭いとが混ざり合うとかなりきついという方もおられました。
実は臭いがどうしてもダメで、おからの猫砂から他のものに変えたことがあります...
こんな声も聞かれました。
においに敏感な方は要注意と言えるかもしれません。
臭いを取るために添加物入りの製品もあり
そういったおから独特の生臭さを消すために、香料などが添加されている製品もあります。
これは、添加物が入っていない猫砂を利用したいと願う飼い主さんには、気になるところかもしれません。
原材料はおからと食品由来でも、凝固剤や香料などの化学物質が含まれている製品もあります。
袋の裏などに記載されている、成分表をよく確認してくださいね。


おから猫砂の消臭力は?
おからの猫砂の消臭は「フラボノイド」が関係しています。フラボノイドは植物が自分の中で作り出す抗酸化物質で、抗菌作用があります。
消臭スプレーや、体臭予防のためのサプリメントなどにも配合されているのでとても身近な成分。
フラボノイドが多く含有されている大豆。それを絞ったあとに残るおからにもたっぷりと含まれています。
このフラボノイドが、猫のトイレの臭いを抑えてくれるんですね!
おからの猫砂価格帯は?
メーカーによってばらつきがあり、ホームセンターなどでは一袋6Lで700円前後。
通販サイトなどでは6L×4袋~6袋で2,500円~4,000円ほど。
格安な猫砂と比べると、全体としてやや割高な印象ですね。
おからの猫砂、使用のメリットとデメリットは?
まずおからタイプの猫砂のメリットとデメリットを整理してみました。
メリット | ・食品由来だから安全
・軽い ・処理が楽 |
デメリット | ・凝固剤や香料などの添加物
・トイレに流す量に注意 ・カビや虫がつく場合も |
メリット1…食品由来だから安全
子猫などは体が小さいため、少量の化学物質でも比重からすると大きく影響を受けます。
特に子猫の間は安全性に細心の注意を払いたいところですね。
その点でおからの猫砂は食品由来だから安心です。
子猫のフードの主要な原材料でもある大豆。その大豆が原料のおからの猫砂なら、飼い主さんも安心ですね。
メリット2…軽い
重さは6L袋入りのもので約4㎏。
何袋もまとめて買うのでなければ女性でも持って帰れる重さですね。
わたしも持ってみましたが、ずっしり重くて持ち上がらない、というほどではありませんでしたよ。
メリット3…処理が楽
おからの猫砂はトイレに流せるものがほとんどなので、処理が楽です。
また、生ごみとして「燃えるごみ」に出すこともできます。
処理方法の選択肢がいくつかあるのは飼い主にとって大きなメリットです。


デメリット1…凝固剤や香料などの添加物
おからの猫砂の形状は様々です。とくに砂状やペレット状のものが主流ですが、ペレットになったものは凝固剤を使って固めていることがほとんどです。
ペレット状になったものの方が転がりにくく飛び散りにくいのですが、添加物なしの天然素材のものにこだわるなら気を付けてくださいね。
さらに、臭いを抑えるために「石鹸の香り」や「桃の香り」などの香りが付いている商品もあります。
香料も添加されていないものを選びたい方は、ここも要チェックです。
デメリット2…トイレに流すときには量に注意!
おからとデンプンなのでトイレに流しても、塊(かたまり)が崩れていくので大丈夫です。ただし、一度にたくさんの量を流すと詰まることがあります。
少しずつ捨てて、確実に流れているかどうか確認しながらにしましょう。
また、浄化槽や汲み取り式のトイレには流せませんので注意してください。
デメリット3…カビや虫が付くことがある
これが実は最大のデメリットかもしれません。
原材料が大豆とデンプンであるゆえに、湿気に弱くカビたり虫が付きやすいという欠点もあります。
「シバンムシ」をご存知でしょうか。木くずや小麦粉をしばらく常温でほっておくと、いつの間にかどこからか入り込んでくる茶色いゴマのような小さな虫です。
ありとあらゆる「粉状のもの」を食べ、巣を作り卵を産みます。
こんな物にまで?と思うようなものでも、とにかく粉状の食べものに付く虫なんです。
ある日ふと見ると、黒くて小さな虫が大量発生していました。羽があってどこにでも飛んでいけるようで、トイレの砂を全て取り替えました。
おからの猫砂、表面はきれいなんですが掃除のために砂を返すと、しゅるるる~っと走る黒いゴマ粒のような虫が...。
と、利用者さんからはこんな声も聞こえてきます。
シバンムシは七味の瓶の中でも繁殖していたことがあるほど、生命力の強い虫です。
刺したり、毒性があったりするわけではありませんが、大量に発生するのでやはり見た感じがよくはありません。
初めは固まっているおからの猫砂も、猫がトイレを使うたびに細かく崩れていきます。その粉状になった時にシバンムシが寄ってくることが多いようです。
虫が付かないようにするには?
対策ポイント
・トイレのこまめな掃除
・最長で2週間に一度は全取り替え
・濡れた部分は早目に取り除く
・湿度の少ない涼しい場所で保管
・袋の口をしっかり閉めておく
・可能なら大袋ではなく小袋にして、長期保存を避ける
このように、掃除と保管に気を使うことで対策できます。


では、次にホームセンターや通販でよく売れている人気のおから猫砂の商品を見てみましょう。
カインズやネットで買える売れ筋のおから猫砂4選
おから猫砂の人気商品をご紹介します。参考にしてくださいね!
ライオン:「においを取るおから砂」
パルプ配合なので軽く、給水がとても良いため人気の商品です。
最もポピュラーで、近所のドラッグストアでも売っていることが多いので手に入れやすいものです。
商品名 | においを取るおから砂 |
原材料 | おから、デンプン、パルプ、香料 |
価格 | 5L入り4kg ¥598~ |
常盤化工:「おからの猫砂 グリーン」
緑色の着色をしていて、猫がトイレを使ったところがすぐわかるようになっています。着色料は食用の天然色です。
粒には程よい大きさがあるため、肉球の間に挟まりにくく散らかりにくいです。
商品名 | おからの猫砂 グリーン |
原材料 | おから、炭酸カルシウム、木粉、糊剤、着色料、香料 |
価格 | 6L入り4kg ¥400~500 |
ペグテック:「トフカスサンド」「トフカスサンドタブ」
豆腐のカスで作っているからトフカス。わかりやすいですよね~(笑)
中空のマカロニ状になっている「トフカスサンド」と粒状になっている「トフカスタブ」とがあります。
また、より固まりやすい「トフカスサンドK」、香り付きのものなどラインナップの最も多い商品です。
おからの猫砂では最も人気のある商品で、Amazonや楽天でも売れ筋のようです。
商品名 | トフカスサンドなど |
原材料 | おから、炭酸カルシウム、コーンスターチ、抗菌剤、香料など |
価格 | 7L入り4㎏ ¥700~800 |
カインズホーム:「Pet'One おからの猫砂」
この商品は10Lで¥598と最安値。
オンラインショップでまとめて購入すると、キャットハウスにもなる、かわいい段ボール箱に入れて配送してくれるというおまけ付き!
また袋の口にはチャックが付いているため湿気や虫の侵入を防ぐことができる安心設計です。リピーターが続出しているのもうなずけますね。
商品名 | Pet'One おからの猫砂 |
原材料 | おから、デンプン |
価格 | 6.5L入り ¥398~ |
いかがでしたか?
猫のトイレ砂もたくさんあって迷ってしまいますが、参考にしていただけたでしょうか。
おからの猫砂が向いている人、向いていない人
ではどんな人におからの猫砂が向いているのでしょうか。逆に向いていないのはどんな人でしょうか。
まとめてみました。
おからの猫砂が向いているのはこんな人
向いている人
原料が食品由来のものを使いたい
軽さを重視したい
処理を楽にしたい
最適な保管場所を用意できる
おからの猫砂が向いていないのはこんな人
向いていない人
においに敏感
価格を重視したい
保管場所に気を使いたくない
虫がとっても苦手
それぞれのライフスタイルに合わせて、そして何よりも猫ちゃんの好みも重視して、ベストな猫砂を選んでくださいね!
種類 | おからの猫砂 |
原材料 | おから、デンプン、凝固剤、香料など |
価格帯 | 6L~10L 600円~800円 |
メリット | 食品由来だから安全
軽い 処理が楽 |
デメリット | 凝固剤や香料などの添加物
トイレに流す量に注意 カビや虫がつく場合も |
消臭性 | ★★☆☆☆ |
経済性 | ★★★☆☆ |
安全性 | ★★★★☆ |
捨て方 | トイレに流す、燃えるゴミ |