

この記事の内容
紙の猫砂を嫌がるネコがとる行動
上手に紙の猫砂に切り替える方法
使用のメリットとデメリット
人気の紙タイプ猫砂3選
紙の猫砂、向いてる人と向いてない人
猫砂の紙タイプは軽くて扱いが楽!でも嫌がるネコもいます
猫砂を紙タイプに変えたけどネコが全然使ってくれない
変えてすぐトイレじゃない場所で粗相した
実はそんな声はよく聞くんです。
猫は細かくてある程度重さのある砂を好みます。トイレ後の砂をかく時に、手応えが欲しいのでしょう。
紙製の猫砂は軽くてとても扱いが楽
飼い主にとってはありがたいですが、ネコにとってはその軽さが物足りず嫌がるのかもしれません。
もちろん全く気にせず使ってくれる猫ちゃんもいますので、好みが分かれるところですね。
紙製の猫砂を嫌がる猫がとる行動
猫砂が気に入らないと、猫がとる行動がいくつかあります。
・使わずにトイレボイコット
繊細なネコにありがち。使わずにトイレを我慢する。
当然からだに悪影響が出るので、以前の猫砂に一時的に戻すなどの対応が必要になってきます。
・別の場所に粗相をする
トイレを使わず、カーペットや座布団の上ですることが。
これは一時的なものでそのうち治るケースが多いですが、それまで飼い主としては大変ですよね。
・ニャーニャーと鳴いてアピール
トイレの前で鳴いて変えてくれアピール。猫砂が汚れている場合もすることもあるので、鳴いている理由を見極めてくださいね。
ほかにも、猫砂を変えた直後にいつもと違った行動をする場合は、実は合わないサインかもしれません。


でも紙製の猫砂にもメリットがありますので、使いたいと思う飼い主さんは次のような方法を試してみてください。
上手に紙の猫砂に切り替える方法
繊細なネコの特性を理解してあげて、上手に猫砂を切り替えてあげたいですね。
下記のようにしてあげてください。
1.いきなり猫砂をすべて入れ替えることは避ける
2,いつも使っている猫砂に、少しだけ紙製を混ぜる
3.混ぜる量を少しずつ増やしていく
4.最終的にすべての砂を紙製にする
5.上記を2週間くらいかけて行なう
ネコにとってトイレの臭いは自分の縄張りを確認する大事なものです。
ですから急にトイレ砂を変えると戸惑う猫もいますし、慣れるまでに少し時間がかかる子もいます。
根気強く時間をかけて切り替えてあげてくださいね!
紙製の猫砂:メリットとデメリット
まず、紙製の猫砂のメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット | ・とにかく軽い
・トイレに流せる ・環境に優しくエコ |
デメリット | ・猫によって好みが分かれる
・固まる力、消臭力は弱い ・ほとんどが添加物あり |
メリット1…とにかく軽い
最大のメリットと言えるのがこの軽さ。
10L入りの一番大きな袋のものでも2㎏ありません。
力のない人や女性でも扱いやすいのは助かりますよね!
ベントナイトを使っていましたが、溜めてしまうと重くて捨てるのに大変でした。でも紙タイプは本当に軽くて助かります
猫砂の種類によっては、ほんとうに重いんですよね。水分を含むとさらに重くなりますし。
その点、軽さ重視の方にとっては大きなメリットですね。
メリット2…トイレに流せる
ほとんどの製品は水洗トイレに流すことができます。
汚れた部分だけを取ってそのままトイレに。ゴミの日まで汚れた猫砂を置いておくストレスから解放されますよね。
ただし大量に流したり、時間が経って固くなったものは溶けにくいためトイレ詰まりの原因になります。
その場合は燃えるゴミで出すようにしましょう。


メリット3...環境に優しくエコ
紙の猫砂の原料は再生パルプ紙。
古紙などの紙のリサイクルですから、環境に配慮したエコ製品と言えます。
エコを意識している方にとっては、選択してみたい猫砂かもしれませんね。
デメリット1…猫によって好みが分かれる
これが一番のデメリットかもしれません。
猫が最も好きなのは、細かくてある程度重さのある砂です。
軽さという人間にとってのメリットが、猫にとってはデメリットに
まったく気にしないで使ってくれるネコちゃんもいますし、少しずつ慣らしていって切り替えに成功する場合もあります。

デメリット2…固まる力、消臭力は弱い
基本的に再生パルプ100%をうたっている商品は固まりにくいようです。
トイレ直後の濡れている時は固まっていますが、時間と共に固まりが弱くなってきます。
吸収材や抗菌防臭剤を添加したものもありますが、どうしても消臭という点では他の猫砂には劣ります。
家に一日中いて、猫のトイレをマメに掃除できる人でないと、ニオイが気になるかもしれません。
デメリット3...ほとんどが添加物入り
原料が再生パルプ100%の製品もありますが、ほとんどの物に添加物が入っています。
吸収剤、防臭剤、抗菌剤、また香りを良くするために香料が入っているケースもあります。
無添加の安全性の高い猫砂を求めている方にとっては、ちょっと気になる点と言えます。
おすすめの人気の紙タイプ猫砂3選
カインズなどのホームセンターでよくおすすめになっている、人気の紙タイプ猫砂をいくつかご紹介します。
ライオン:「ニオイを取る紙の猫砂」
商品名 | ニオイを取る紙の猫砂 |
原材料 | 再生パルプ、高分子吸収材、銅系消臭抗菌剤 |
タイプ | 大粒、固まる |
捨て方 | トイレに流せる |
色 | 白 |
価格 | 10L入り約3kg ¥850~ |
粒は大きめのペレットタイプです。
粒が大きいので、砂が肉球の間に挟まって散らかるということが少ないようです。
また、高分子吸収材が使用されていて、これによって固まります。
紙オムツや生理用品などにも用いられているもので、水分をしっかり閉じ込める働きがあります。
色は白ですから、猫ちゃんの尿の色をしっかり観察することができます。
10L入りの袋で販売されていることが多くかさばりますが、重さはたいしたことはなく、女性でも持って帰れます。
アイリスオーヤマ:「ペーパーフレッシュ」
商品名 | ペーパーフレッシュ |
原材料 | 再生パルプ |
タイプ | 大粒、固まる |
捨て方 | トイレに流せる |
色 | 薄いグレー |
価格 | 7L入り約1.7kg ¥498~ |
再生パルプ100%なので最もほどけやすく、節水型の水洗トイレにも流すことができます。
添加物が入っていないので、安全性を求める方に人気
しかし、固まる力は弱いので時間が経つにつれてほどけやすくなります。
消臭力は弱めなので、猫がトイレを使用したらできるだけ早く処分できる人に向いているかもしれません。
コスパ最強なのでこの商品をずっと購入していましたが、最近固まりが悪くなってきた気がする…
こんなレビューもあったので、まずは一袋だけ購入して試してみてもいいかもしれませんね。
ユニ・チャーム:「デオサンド ギュッと固まる紙砂」
商品名 | デオサンド ギュッと固まる紙砂 |
原材料 | 再生パルプ、高分子吸収材、デンプン、香料 |
タイプ | 小粒、固まる |
捨て方 | トイレに流せない、燃えるゴミ |
色 | 白、ブルー |
価格 | 5L入り1.8kg ¥450~ |
紙タイプ猫砂の中では最も小粒です。
高分子吸収材がメインの原材料なので、他の紙砂よりも「ギュッと」固まることがポイントです。
この高分子吸収材が水分と臭いを閉じ込めるので、消臭力も高め。
この製品は原料がパルプ100%ではないため、トイレに流すことはできません。
燃えるゴミとして出す必要があります。
また、「紙そのもののニオイがきつい」というレビューもありました。
ニオイに敏感な方は注意が必要かもしれませんね。

ただし、完全に天然の材料ではないため、そこにこだわりを持つ飼い主さんにとっては気になるところ。
もし猫ちゃんが誤って大量に食べてしまったときは、獣医さんにご相談くださいね。
紙の猫砂が向いている人、向いていない人
では最後に、紙の猫砂が向いている人、向いていない人をまとめてみました。
向いている人
トイレに流せるタイプのものがいい
まめに猫トイレの掃除ができる
軽さ重視で選びたい
環境やエコを意識している
向いていない人
まめに猫トイレの掃除ができない
消臭性を重視したい
無添加などの安全性にこだわりたい
メリットも多い紙の猫砂ですが、一番は猫ちゃんの好み。
飼い主の利便性とネコの好みとをすり合わせながら最適なものを見つけてくださいね!
種類 | 紙製の猫砂 |
原材料 | 再生パルプ、吸収材、抗菌剤、香料など |
価格帯 | 5L~10L 400円~800円 |
メリット | とにかく軽い
トイレに流せる 環境に優しくエコ |
デメリット | 猫の好みが分かれる
固まる力、消臭力は弱い ほとんどが添加物入り |
消臭性 | ★★☆☆☆ |
経済性 | ★★★☆☆ |
安全性 | ★★★☆☆ |
捨て方 | トイレに流す、燃えるゴミ |