
食べても大丈夫なんでしょうか?

本記事の内容
- 猫砂を食べてしまう原因
- 猫砂を誤って食べてしまったらどうなる
- 猫砂を食べてしまった時の対処法
目次
猫が猫砂を食べてしまう4つの原因
猫のトイレから「カリカリ」音がしている。
見てみると
”猫が猫砂を食べている!”
ということはありませんか?
子猫がカリカリのフードと間違えて猫砂を食べてしまう
昨日まではなかったのに、突然猫砂を食べてしまうようになった
意外とたくさんの飼い主さんが猫砂を食べてしまう猫に悩んでいます。
猫砂を食べてしまう原因は猫それぞれ。
まずは原因を知って、愛猫に合った解決方法を一緒に見つけていきましょう!
原因1つ目:ストレス
猫はストレスを感じるといつもと違った行動をとりがちです。
- 猫砂の素材やにおいが変わった
- 引越しで生活環境が変わった
- 飼い主さんの家に子供が生まれた
- 他のペットが増えた
- おもちゃなど遊ぶものがなくてつまらない
こういうことがストレスとなって、猫砂を食べるケースがあります。
また、飼い主さんの気を引くために猫砂を食べるという場合もあるんですよ。
原因2つ目:病気の可能性
ちょっと心配になりますが、病気の可能性も外せません。
寄生虫がいる場合
肝臓に疾患がある場合
こういった時に猫砂を食べてしまうことがあります。
さらに猫が体調の悪さを感じて、自発的に食べて体調管理をしようとしている場合もあります。
原因3つ目:フードの栄養バランスが悪い
毎日ちゃんとエサをあげているのに?
と不思議に思うかもしれません。
フードを十分なだけ与えているし、猫がきちんと食べているようでも
栄養バランスが悪い場合
猫砂を食べる時があります。
自分で足りないものを補おうという本能であると考えられます。
原因4つ目:空腹しのぎ
フードが足りず、お腹がすいて猫砂を食べてしまうことがあります。
おからが主成分の猫砂はありがち
フードと同じような匂いがしたり、食感が似ていたりするので、余計にフードと勘違いして、食べてしまうことがあります。

子猫が猫砂を食べてしまう別の2つの原因
とくに、子猫が猫砂を食べてしまう場合は次の原因も考えられます。
原因1つ目:歯の生え変わり
歯の生え変わりの時期は口の中がウズウズするようです。
そしてひんぱんに布を噛んだり、飼い主さんの手を噛んだりする猫もいます。
猫砂も歯の違和感を解消するためにカリカリしてしまう猫もいるようなんです。
原因2つ目:好奇心から口で確認
子猫はとくに好奇心が旺盛
猫砂の形や匂いがその猫の好みで、かじってみる。そして食感も気に入ってしまって、猫砂を食べるようになることもあります。
また、子猫はトイレの周りやトイレの中に入って遊んでいることもありますね。
その時に好奇心で砂をかじったり舐めたりして、たまたま食べてしまい、それが続くということがあります。
人間の赤ちゃんも、何でも口に入れて確認したりしますが、猫も人間と同じですね。

猫砂を食べてしまっても大丈夫?
猫砂はフードではありませんので、もちろん食べてべていいことはありません。
食べると体の害になりますし、食べてしまった量によっては、具合が悪くなる場合もあります。
猫砂を食べてしまうことの危険性については
1、猫砂の素材
2、猫砂に含まれているもの
この2つに注目してください。
猫砂の素材の種類
- 木
- おから
- 紙
- シリカゲル
などがあります。
自然原料のものもあれば、化学的化合物のもありますね。
化学的な製品をそのまま食べてしまうのは、本当に怖いですよね
さきほど、おから成分のものは特に食べてしまうケースが多いと書きました。
おからだと成分的に大丈夫かなと思いますが、猫砂の多くは素材以外に含まれているものがあります。
猫砂に含まれているもの
防腐剤
猫砂にカビが生えないように添加されている
重化学金属
粘土素材のものには含まれている
消臭ビーズ
消臭力を高めるために化学的な材料が含まれる
芳香剤
猫のトイレに臭い防止のために含まれる
糊(のり)剤
素材を固めて成形するために含まれる
素材は食品由来や、自然原料のものでも、それ以外には上記のような化学的なものが添加されているケースが多いんです。
さらに、水分を含んで固まるタイプの猫砂を飲み込んだ場合、胃の中で水分を含み固まるということになりかねません。
どの程度危険なのか?
いくら注意しても、急に猫砂の誤飲を止めさせるのは簡単なことではありません。
市販されている猫砂は、猫が誤飲することも想定して販売されています。
猫に中毒を起こす材質の猫砂は現在市販されてはいませんので安心してください。
ビニールやスリッパの底、糸や紐などいろいろな物をイタズラして食べてしまい腸閉塞になる猫は多いです。
それに比べて、猫砂を食べて腸閉塞になった猫はほんの少数です。
大惨事にいたる危険性は少ないとはいえ、猫砂を食べてしまうことはからだに良い訳はありません。
猫砂の素材(自然原料のものか)
猫砂に添加されているもの(化学的添加物はないか)
この2点を是非しっかりチェックしてあげてください。
猫砂を食べてしまったとしても、飼い主さんは慌てずに様子を観察してみてください。
ただし、吐いたり下痢をしたり極端に体調が悪くなった場合は、速やかに動物病院を受診してくださいね。
猫砂を食べてしまった猫はどうなる?
市販されている猫砂は、猫が誤飲することも想定して販売されています。
とはいっても、毎日猫砂を食べてしまう猫を見ていると、いつか体調が悪くなるのではないか、と飼い主さんは心配ですよね。
猫が猫砂を食べてしまった時に考えられる、体調の変化を少しだけご紹介しておきます。
- 嘔吐
- 下痢
- 3日以上の便秘
- 食欲不振
- 肝臓疾患による黄疸
猫の体調に上記のような変化が少しでも見られた場合は、すぐに動物病院を受診することをおすすめします。
猫砂を食べないようにするための対策(解決策)
猫砂を食べてしまう原因が分かれば、解決策もすぐにわかってきます。
そんな時は、下記の方法を試してみるといいですよ。
猫砂の種類を変える
おからの猫砂はフードの匂いと似ているため、猫砂の誤飲で悩んでいる飼い主さんはおからの猫砂を使用している方が多いという調査結果もあります。
そんな時は他の素材でできた猫砂に変えてみましょう。
トイレのしつけが再度必要になるかも知れませんが、食べないようにすることが優先です。
フードの量を増やす、変える
お腹が空いて食べてしまう場合は、餌が足りないということが原因かもしれません。
お腹がいっぱいになれば、猫砂を食べる必要はなくなります。
ただ、フードを与えすぎると肥満になり猫の健康を害してしまいます。
こんな工夫をしてみましょう。
すでにダイエットタイプの猫砂を与えている場合は、量は足りていても栄養が不足している場合もあります。
それを補うために猫砂を食べてしまうケースもあります。
猫砂を食べないようにするため、一定期間フードを変えてみるのもいいかもしれません。
ストレスをなくす
ストレスで猫砂を食べてしまう場合は
などの対策をしてあげましょう。
また逆に、賑やかな環境が苦手な猫もいます。
そんな時は少しでも静かな空間を作ってあげてくださいね。
思い当たることがあれば、すぐに改善しましょう。
まとめ:猫が猫砂を食べる原因と対策
猫が猫砂を食べてしまう原因と対策
この記事はお役に立てたでしょうか?

猫砂を食べる原因
- ストレス
- 病気の可能性
- 栄養バランスが悪い
- 空腹しのぎ
- 歯の生え変わり
- 好奇心
猫砂の確認ポイント
- 自然原料の猫砂かどうか
- 添加物が入っていないかどうか
猫砂を食べないための対策
- 猫砂の種類を変える
- フードの量やタイプを変える
- ストレスをなくしてあげる
子猫が猫砂を食べてしまう場合は、時間とともに自然と食べなくなることもよくあります。
どうしても直らない場合や、猫砂を食べたことで具合が悪そうな時は、必ず獣医さんに診てもらいましょう。
どんな原因で猫砂を食べてしまうのかを探って、猫も飼い主さんもスッキリ!解決することを願っています。